駒の動かし方
キング(King)
キングは、縦、横、斜めのいずれかに1マス進めます。
(将棋でいう王と同じ動きです。)
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クイーン(Queen)
クイーンは、縦、横、斜めに好きなだけ動かせます。
(将棋でいう、飛車と角を掛け合わせた駒です。)
ビショップ(Bishop)
ビシャップは、好きなだけ斜めに動けます。
(将棋でいう、角と同じ動きです。)
ナイト (Knight)
ナイトは、アルファベット Y字の動きをします。
駒を飛び越えることができます。
(将棋でいう、桂馬を前後左右に動ける駒です。)
ルーク (Rook)
ルークは、好きなだけ縦・横に進めます。
(将棋でいう、飛車です。)
ポーン (Pawn)
ポーンは、特殊な動きをします。
・ポーンは、1マスずつ前へ進むことができます。(一番左)
・ポーンは、目の前に敵・味方の駒があれば、動くことができません。
・ただし、初めてそのポーンを動かすときは、2マスまたは1マス進むことができます。(中央)
・ポーンは、相手の駒を取るときは、斜めに動きます。
駒の特殊な動かし方
チェスには、3つの特殊なルールがあります。プロモーション、キャスリング、アンパサンを詳しくみていきましょう。
プロモーション(昇格)
プロモーションとは、ポーンがクイーン、ルーク、ビショップ、ナイトに昇格することをいいます。
このプロモーションは、自身から見て8行目にポーンが到達した場合に発生します。
プロモーションの条件:
白の場合、白のポーンが8行目に到達したとき
黒の場合、黒のポーンが1行目に到達したとき
ポーンは、クイーン、ルーク、ビショップ、ナイトのいずれかにプロモーション(昇格)できます。
クイーンが一番強いので、通常はクイーンにプロモーションさせます。
キャスリング
キャスリング(Castling)とは、直訳すると「お城を作る」という意味です。
これは、1手でキングとルークを同時に動かし、お城を作る手です。
キャスリングには、2種類あります。
- キングサイド キャスリング
- クイーンサイド キャスリング
キングサイド?クイーンサイド?とは、何でしょうか。
8×8の盤面を、中央に縦でカットすると、a~d列と、e~h列にわけることができます。
キングサイド(側)というのは、e~h列。クイーンサイド(側)というのは、a~d列をさします。
キングサイド(側)というのは、e~h列。
クイーンサイド(側)というのは、a~d列をさします。
キングサイド キャスリングとは、キング側(e-h列)にキャスリングすること、
クイーンサイド キャスリングとは、クイーン側(a-d列)にキャスリングすることをさします。
それでは、実際の動かし方をみてみましょう。
キングサイド キャスリング
Before:
・キングを持ち、二つ右に動かします。
・動かした方向の逆側に、ルークを持ってきます。
After:
このようにお城に入ったように、キングの周りが兵で囲まれます。
キャスリングは、キングを守るのに非常に優れた手です。
試合に勝つためには、キャスリングは必須です。
クイーンサイド キャスリング
Before:
・キングを持ち、二つ左に動かします。
・動かした方向の逆側に、ルークを持ってきます。
After:
クイーンサイドキャスリング
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キャスリングの条件
キャスリングは1試合に1回しかできません。
1度動かしたキングは、キャスリングできません。
1度動かしたルークも、キャスリングできません。(Rh1をすでに動かした場合、キングサイドキャスリングができず、Ra1をすでに動かした場合はクイーンサイドキャスリングができません。)
キングがチェックを受けているターンは、キャスリングできません。
キングが敵の攻撃を通り抜けてキャスリングする必要がある場合は、キャスリングできません(※)。
(※)最後のキャスリングの条件について、詳しくみていきましょう。
黒がe1, f1, g1を攻撃してきている場合、キングサイドキャスリングはできません。
黒がe1, d1, c1を攻撃してきている場合、クイーンサイドキャスリングはできません。
左の図では、キングサイドキャスリングをする際に、白のキングが相手の攻撃を通らないといけないため、キングサイドキャスリングはできません。
一方、クイーンサイドキャスリングは可能です。黒のクイーンがb1を攻撃してきていますが、キングがその攻撃を通るわけではないためです。
アンパサン
アンパサン(En Passant)とは、ポーンがポーンをとるときの特殊な取り方です。
イメージとしては「通過した相手の残像を斬る」と考えてみてください。
具体的に見ていきましょう。
白のポーンがa5、黒のポーンがf7にあるとします。
①相手のポーン(図の場合、黒ポーン)が2マス進んだ直後、
②自身のポーン(図の場合、白ポーン)が、真横にあれば、斜めに動き
③相手をとることができる
以上がアンパサンのステップです。
白ポーンが黒ポーンの通過した残像を斬る(駒を取る)という感じです。
ただし、アンパサンは、敵のポーンが2マス進んだ直後にだけ、発動可能です。
たとえば、白のポーンがa5、黒のポーンがb7にあったとします。
アンパサンをしたい場合、黒がポーンをb7-b5から動かした直後のみ、白のポーンをa5からb6に動かし、黒のb5ポーンをとることができます。
もし白が他の駒を動かした場合、アンパサンを発動させる権限がなくなります。
いかがでしたでしょうか。
この記事では駒の動かし方を解説しました。
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