駒のポイント制度を理解しないと、チェスでは勝てない【チェス】

駒のポイント制度とは

チェスの駒の種類は合計６つあり、それぞれの駒にはポイント(※)が与えられています。各駒に与えられたポイントは、『駒の戦闘力』と考えて良いです。その局面で自分と相手のどちらが優勢かを判断するために、このポイント制度を参考にします。

※キング以外の各駒にはポイントが割り振られています

駒	ポイント（価値・戦闘力）
キング	無限（≒キングを取れば試合終了）
クイーン	9ポイント
ルーク	5ポイント
ビショップ	3ポイント
ナイト	3ポイント
ポーン	1ポイント

・キング（King）＝王様
チェスの目的は相手のキングを取ることです。そのため、ポイントは∞ということになります。

・クイーン（Queen）＝女王様
ポイントは、9ポイントです。縦・横・斜めに好きなだけ移動できる最も強い駒なため、一番高いポイントが割り振られています。

・ルーク（Rook）＝戦車・城
ポイントは、5ポイントです。ナイトやビショップよりもポイント（価値・戦闘力）が高い理由は、エンドゲームではルークとキングさえあれば、相手をチェックメイトに追い込むことが可能だからです（ナイトとキング、またはビショップとキングだけでは、相手をチェックメイトに追い込むことはできません）。

・ビショップ（Bishop）＝司教
ポイントは、3ポイントです。キング＆ビショップ×1では、相手のキングをチェックメイトできないため、ルークよりもポイントが低くなっています。

・ナイト（Knight）＝騎士
ポイントは、3ポイントです。キング＆ナイト×1では、 相手のキングをチェックメイトできないため、 ルークよりもポイントが低くなっています。

・ポーン（Pawn）＝兵士
ポイントは、1ポイントです。ポーンは1ポイントではありますが、プロモーションをすればクイーンに化けることができます。
プロモーションについて詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでください。
チェス　ルール　駒の種類、並べ方、動かし方

＼ AIコーチ、棋譜分析、問題集等／

※年払いで最大42％OFF

練習問題：どちらが優勢かポイントを参考に判断しよう！

問題①

回答：

黒が6ポイントリードしており、黒が優勢な局面。

（黒9ポイント）ー（白３ポイント）＝（黒6ポイント優勢）

問題②

回答：

それぞれの保有ポイントを計算すると、白と黒は互角。

白：ルーク（5ポイント）＋ポーン（1ポイント）＝6ポイント

黒：ビショップ（3ポイント）＋ビショップ（3ポイント）＝6ポイント

この記事では、その局面でどちらが優勢かを判断するポイント制度について紹介しました。
駒の動かし方については、下記の記事を読んでみてください。

チェス　ルール　駒の種類、並べ方、動かし方

＼ AIコーチ、棋譜分析、問題集等／

※年払いで最大42％OFF