脱初心者にむけた思考プロセスを身につけよう
「チェスをする人は頭が良い」と言われることが多いですが、それには理由があると考えられます。なぜなら、チェスをプレイする際、一局一局の「流れ」や「最善手」をしっかり考えることが重要になるため、対局すればするほど自然と考える力が身につくからです。
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この「思考プロセス」や「試合の流れ」について考えることを、チェスの世界では「戦略(Strategy)」と呼びます。
一方、「最善手」といった駒の打ち方や、相手の攻撃からの「逃げ方」などのテクニックについて考えることを、チェスの世界では「戦術(tactics)」と呼びます。
基本的に、チェス初心者は、最低限のルールや駒の動かし方を覚えたら、あとはプレイを経験しながら自由に考えたり学んだりした方が良いとポジキャンは個人的に考えています。しかし、少しチェスに慣れてきて、本格的に「勝ちたい」「上手くなりたい」と考えている人は、次のステップとして「戦略」と「戦術」を学ぶ必要があります。この記事では、戦略と戦術について簡単な概念をご紹介します。
戦略とは
戦略とは、「思考プロセス」や「試合の流れ」を考えることです。
戦略を考える能力を磨くためには、まず教科書的な「思考プロセス」を学ぶことが大事です。
具体的には、オープニングの思考プロセス(脱初心者:オープニングを制するための3ヶ条!【チェス】)や、ポイント制度を理解して試合の流れを考えることなどが挙げられます(駒のポイント制度を理解しないと、チェスでは勝てない【チェス】)。これらの基礎を学ぶことで、試合の状況を正確に分析できるようになります。
ところが、上級者まで到達すると、基本の思考プロセスだけでは勝てなくなってきます。上級者になってくると、試合をどのように展開していくかといったセンスが問われるようになり、チェスプレイヤーとしての力量が問われます。このブログで思考プロセスの基礎を一緒に学んでいくことで、戦略を得意分野にしていきましょう。
参考:戦略記事一覧
戦術とは
戦術とは、テクニックのことです。 具体的には、相手の攻撃を対処する5つのテクニック(ディフェンス:5つの基本テクニック【チェス】)や、ステルメイトを誘う・防止するテクニック(ステルメイトとは?予防・誘導テクニックをご紹介!【チェス】)などが挙げられます。
戦術を磨くための勉強方法は2つあります。1つ目は、テクニックに対する知識をつけていくことです。こちらについては、ひたすら覚えていく必要があります。2つ目は、チェスパズル(詰将棋のチェス版)で脳を鍛えることです。チェスパズルでは様々なパターンの問題に直面するため、新しいテクニック(≒技に名前のついていない新種のテクニック)に出会えることもあります。
参考:戦術記事一覧
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
このブログでは、「理解する編」として、戦略と戦術についての記事をどんどん掲載していく予定です。乞うご期待ください!
チェスは、丸覚えすることよりも、理解して実践することの方が多いと個人的にポジキャンは感じています。また、しっかりと理論を理解していることで、これまで見たことのない局面に対しての応用力も身につくと思います。
是非、戦略と戦術を身につけて、強いチェスプレーヤーになってください!
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