チェス用語集(A~B)【チェス】

・用語集

 アルファベット順に掲載しています。

A

アジャスト/Adjust

 駒の位置を修正すること。自分の駒の位置が気になる場合、自分の駒を触る前に、「アジャスト」と発言し、駒をマスの中心に移動させることができる。

 「アジャスト」と発言せずにチェスの駒を触った場合、タッチムーブルールが適応され、最初に触った駒を必ず動かす必要がある。

 また、相手の駒をマスの中心に移動させたい場合は、相手に「その駒をアジャストしてください。」と依頼することができる。

アドバンスドポーン/Advanced Pawn

 自身からみて5ランク(5行目)以降にポーンを配置していること。白の場合は5から8行目にいるポーン、黒の場合は4から1行目にいるポーンをアドバンスドポーンと呼ぶ。アドバンスドポーンは、相手を攻めることができるほか、スペースを取ることができるという利点を持つ半面、守りにくいという弱点もあるため注意が必要である。

優勢(アドバンテージ)/Advantage

 勝利の確率が高いという意味。例えば、白が優勢であれば、白が勝つ可能性が高いという意味になる。優勢かどうかは、主にチェスのポイント制度を活用する。

アレキンズガン/Alekhine’s Gun

 ルーク×2とクイーン×1を同じファイル(列)におくこと。配置するためには時間がかかるものの、その列を圧倒的にコントロールすることができる。下記図の白のルーク×2と白クイーンの並べ方をアレキンズガンという。

手動キャスリング/Artificial Castling

 キング・ルークを複数回に分けて移動させ、キャスリングの形を作ること。

(例:Benko Gambitにおける白の手動キャスリング。黒は通常のキャスリング。)

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B

バックランク/Back-rank

 盤上の1行目と8行目を指す。ポーンの裏側、兵士の壁の裏側という意味から、バック(裏)、そのランク(行)という意味。

バックランクメイト/Back-rank mate

 キャスリングした相手に対し、盤上の1行目・8行目でチェックメイトすることをいいます。

バックワードポーン/Backward Pawn

 隣接するポーンより後ろに留まり、安全に前進することができないポーンのこと。下記図では、黒d6ポーンはがバックワードポーンです。

バッドビショップ/Bad bishop

 自身のポーンに行動範囲を制限され、相手を攻撃できていない、攻撃することができないビショップのこと。下記図では、黒の白マスビショップは自身のポーンに阻まれ、動ける範囲がかなり制限されています。これをバッドビショップといいます。

ビショップ/Bishop

 ビショップ(司教)。好きなだけ斜めに動ける。将棋でいうところの、角と同じ動き。

ビショップペア/Bishop pair

 黒マス・白マスのビショップを両方持っているという意味。

黒/Black

 黒い駒。後攻。

ブラックスクエア・ダークスクエア/Black・Dark Squares

 黒マスのこと。

ブラインドフォールド/Blindfold

 目隠しチェスのこと。目隠しチェスができるようになると、脱初心者である。

ブリッツ/Blitz

 試合時間(各プレイヤーの持ち時間)が5分の試合のこと。

ブロケード/Blockade

 相手のポーンの前に自身の駒を置くことで、相手のポーンの前進を防ぐこと。ポジションにより異なるが、ブロケードには、主にナイトを使うと良いと言われている。下記図では、白ナイトを黒d4ポーン前に配置することで、黒d4ポーンの前進を妨害しています。これをブロケードといいます。

ブランダー/Blunder

 悪手のこと。例えば、強い駒(クイーン、ルーク、ビショプ、ナイト)を相手に無料であげてしまった場合などを指す。

ボード/Board

 大会でどの席で試合をするかを表す言葉。大会でボード1でプレイするということは、その大会で一番強い・勝っている人が戦うボードでプレイするということ。ボード1から離れるにつれ、その大会で負け越している・弱いプレイヤーとプレイするボードになる。

バグハウス/Bughouse

 取った駒が使える、いわば将棋と同じるルールのチェスのこと(通常のチェスではない)。

ブレット/Bullet

 試合時間(各プレイヤーの持ち時間)が1分の試合のこと。

バイ/Bye

 大会における不戦勝のこと。バイで獲得できる勝利ポイント数は1.0と0.5があり、何の大会か、何試合目か、運営からの強制か・プレイヤーの希望か、により異なる。

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