レーティングとは?【チェス】

山登り ・用語集

チェスレーティングとは?

 チェスレーティングとは、チェスプレイヤーの「戦闘能力」を表したものです。
(フリーザ様の場合は53万です。)

 ・いま自分がどのレベルなのか
 ・対戦相手がどのぐらい上手いのか

などを測るための参考指標として、レーティングを活用します。

公式戦のものとは異なりますが、オンライン対戦でも簡単に自分のレーティングがもらえるため、是非対局してみてはいかがでしょうか。

【関連記事】いますぐ対局するならChess.com【チェス】

本ブログでの初心者、中級者、上級者の定義

 本ブログでは、初心者、中級者、上級者を以下の通りに分類しています。

レベルレーティング
初心者1200未満
中級者1200~1599
上級者1600~1999

このブログは、『ゼロから始めるチェス』がモットーですので、主に初心者(レーティング1200未満)の方々向けに記事を書いています

レーティング別の特徴(体験談)

 レーティングをみれば、自分や対戦相手のレベル感を把握することができます。

 また、相手のレーティングをみて、相手がどのレベル・特徴を持っているのか理解することで、相手がどれぐらいの頻度でミスをし、自分にはどのくらい逆転のチャンスがあるのかを推定することができます。

 あくまで参考ではありますが、以下にレーティング別の特徴をまとめてみました。

初心者

レーティング600未満

【推定チェス歴】
3カ月未満
【特徴】
  • チェスのルール、駒の動きを覚えた段階

  • クイーン、ルーク、ナイト、ビショップ(以降:主要な駒)を相手に無料で取られるピンチの頻度が1試合に5回以上ある

  • 主要チェックメイトをまだ覚えられていない状態

  • オープニングは、主にe4,e5
  • レーティング600~799

    【推定チェス歴】
    3~6ヵ月
    【特徴】
  • 相手が自分のどの駒を攻撃しているのか把握できる

  • 2手先まで読むことができる

  • 主要な駒を相手に無料で取られるピンチの頻度が1試合に3~4回に減る

  • クイーンを使ってチェックメイトする方法を知っている

  • オープニングは、主にe4,e5。

  • 棋譜が書ける
  • レーティング800~999

    【推定チェス歴】
    3~6ヵ月
    【特徴】
  • 4手先まで読むことができる

  • 主要な駒を相手に無料で取られるピンチの頻度が1試合に1~2回に減る

  • オープニングは、「e4,e5」または「d4,d5」

  • 主要チェックメイト集(基礎編)を理解している
  • レーティング1000~1199

    【推定チェス歴】
    6ヵ月~1年未満
    【特徴】
  • 自身が得意とするオープニングを持っている

  • 無料で駒を相手に渡すことはなくなりつつあるが、ポーンを無料で相手に渡してしまうことが多い

  • ルークの基本的な使い方がわかっている

  • エンドゲームでは、ルークとキングで相手のキングをチェックメイトできる
  •  

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    中級者

    レーティング1200~1399

    【推定チェス歴】
    1年~1年半未満
    【特徴】
  • 主要なオープニングを勉強しており、どのオープニングに対しても無難に対応できる

  • オープニングで、センターを取り、駒を展開(Develop)させ、キャスリングを早急にする重要性を理解している

  • ビショップ×2とキングで、相手のキングをチェックメイトできる

  • 6~8手先まで読むことができる

  • ブラインドチェスができる

  • エンドゲームが苦手なため、クイーン交換を避ける傾向
  • レーティング1400~1599

    【推定チェス歴】
    1年半~2年未満
    【特徴】
  • オープニングを4種類(白2種類、黒2種類)以上使えるようになっている

  • 無料で駒を相手に渡すことがほとんどない

  • 戦略を少し考えられるようになっている

  • エンドゲームの基本を理解している
  • 上級者

    レーティング1600~1799

    【推定チェス歴】
    2~5年
    【特徴】
  • 戦略を練ることができる

  • Weak Square(弱いマス)がどこか把握できる

  • 計算ミスが少ない

  • 最善手の頻度は多くないが、ミスと呼べる手をほとんど打たない
  • レーティング1800~1999

    【推定チェス歴】
    5年~
    【特徴】
  • ポーンの形を常に綺麗に保ち、Weak Square(弱いマス)を作らない

  • 5~6割の頻度で最善手を打つ

  • ミスと呼べる手は一切打たない

  • 同プレイヤー相手にポーンダウンになると、逆転するのが難しい

  • エンドゲームの応用を理解している

  • タイムトラブル(残り時間5分以下)に陥っても、正確な1手を指す
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    【米国】USCFレーティング

     USCFとは、US Chess Federation(アメリカ合衆国チェス連盟)を意味します。
    そのUSCFが主催する大会で活用しているレーティングが、USCFレーティングです。

     参考までに、USCFレーティングを有するプレイヤー層をまとめてみました(下図)。
    USCFレーティング1200未満のプレイヤーは全体の約35.2%となっており、経験上、この層にはチェス経験2年未満のプレイヤーが多いです。
    初心者が3割強と聞くと、少なく感じるかもしれませんが、USCFの大会は各試合が最低2~4時間と長く、真剣にチェスをしているプレイヤーのみが出場している(ガチ勢が多い)ため、レーティング1200以下のプレイヤー人口が少なくなっています。この結果、USCFの大会参加者は、いわゆる初心者が少ない構造になっています。

     しかし、ポジキャンの感覚値にはなりますが、州内の学生の大会では、レーティングが1200未満のプレイヤーが6~8割です。アメリカでは大半の人がチェスをプレイしたことがありますし、一般的には初心者層もかなり厚いと思います。

    USCFレーティング グラフ

    *母数:51,265
    出典:USCF Rating Histogram (mistrealm.com)

    いかがでしたでしょうか。
    この記事では、レーティングと各段階での特徴について解説しました。

    このブログでは、レーティングシミュレーターも取り上げているので、

    ・「大会が終わって、すぐに次の自分のレーティングが知りたい。」
    ・「どのぐらいの相手に勝てば、どれだけレーティングが上がるのか知りたい。」

    という方は、以下の記事を読んでみてください。

    チェス レーティング・シミュレーター~あなたの新しいレーティングを計算してみよう!~

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